海沿いふたり旅|塩・乾燥・保管が基本の燻製DIY

海沿いふたり旅|塩・乾燥・保管が基本の燻製DIY
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こんにちは、fukumomo3_Photo(@fukumomo7_com)です。

日本一周とか、興味ありますか?

私は、2014年に軽バンで保護犬と一緒にぐるりと回ったことがあります。

とても楽しい旅だったのですが、軽バンの中って広いようでいて、日本一周となると荷物がどんどん増えていくんですよね。

そこで今回は、北海道・本州・九州の海岸沿いを回る旅で使っていた、ペンキ缶で作ったミニ燻製器を紹介しようと思います。

小さいけれど、ちゃんと燻製ができちゃう、そんな旅仕様のDIYスモーカーです。

※この記事は、ペンキ缶を利用した自作燻製器で燻製を楽しんでみた記録です。
火気を扱うため、火災ややけど、煙によるトラブルには十分ご注意のうえ、自己責任で行ってください。
また、食品に使用する際は、使用素材の安全性・衛生面にも十分ご配慮ください。

ペール缶スモーカーからはじまった試行錯誤【動画】

ペール缶でスモーカー作ってみた!手作り燻製器でベーコン作りにも◎

これは、日本一周に持っていくためではなく、ガレージキッチンで使用するために作ったものです。

使用した素材は、ペール缶とその蓋とロングボルトとナットだけ。

燻製の種類

  • 冷燻(れいくん)|20~30℃・数時間〜数日
    • 長時間かけてじっくり燻す
    • 例:スモークサーモン、生ハム、チーズなど
    • 火を使わず、煙と時間で燻す
  • 温燻(おんくん)|40~75℃・1~3時間
    • 一番スタンダードな家庭向け燻製
    • 例:ベーコン、ウインナー、ナッツ、たまごなど
    • 食材に軽く火が通る程度
  • 熱燻(ねっくん)|80~120℃・数十分〜1時間
    • 高温で一気に加熱&燻煙
    • 例:手羽先、魚の干物、焼きベーコンなど
ペール缶に温度計を刺す

温度計を入れる穴を開けてあります。

食材が燻製される

数十分で鮭の燻製が完成です。

人生初の燻製なのですが、残念ながら水分を取り除かないで燻製にしているので失敗です。

燻製の作り方(基本手順)

  • 下ごしらえ
     – 食材を切る、ゆでる、乾かす など(食材による)
  • 塩漬け or 味付け
     – ソミュール液や塩・スパイスで味をつける(ベーコンなどは塩漬け必須)
  • 乾燥させる(風乾)
     – 表面をしっかり乾かす(煙が乗りやすくなる)
  • 燻す
     – 温度と時間を管理して燻製(冷燻・温燻・熱燻から選ぶ)
     – チップ or ウッドで煙を出す
  • 冷ます・寝かせる
     – 出来たてを少し落ち着かせると味がなじむ(冷燻は特に)

日本一周で、学んだことを先に書いておきます。

燻製は一に塩、二に乾燥、三、四がなくてとにかく!乾燥!

燻す温度はちょっとぐらい失敗しても食べられます。

しかし、乾燥してない素材を燻すと美味しく無いのですよ。

ホームセンターのペンキ缶で作るスモーカー

ペンキ缶で作った小さな燻製器

ペール缶で作った燻製器と構造は同じです。

また、乾燥させないで入れてますね。

  • 使用した材料
    • ペンキ缶
    • ロングボルト・ナット・ワッシャー・スプリングワッシャー
    • 100均のふるい(ケーキなどを作るときのふるい)
    • アルミ箔
    • 燻製用温度計(リンク先:amazon.co.jp)

たったこれだけです。

温度計は、燻製用を買うと、針を見るのが楽しいので、おすすめします。

ペンキ缶スモーカーで火遊びライフ

このときは、昭和の電気コンロを使用して燻製しました。

懐かしいでしょ?

ご飯の上に燻製された食材

乾燥させてなかったので、酸っぱい酸っぱい。

燻製は一に塩、二に乾燥、三、四がなくてとにかく!乾燥!ですよ。

素材を乾燥させる網を作る

100均の網やカゴで作る

吊り下げられた網

軽バンで日本一周するときに使うので、ペンキ缶に合わせてコンパクトに作りました。

乾燥させて燻すとなんでも美味い

自作燻製器で燻製されたチーズ

チーズを乾燥させてから燻製にしてみました。

やはり!

燻製は一に塩、二に乾燥、三、四がなくてとにかく!乾燥!ですね。

保存食である燻製をさらに保存する方法

燻製チーズのオリーブオイル漬け(バジル・塩)

オリーブオイル漬け

燻したチーズを半分に切ってからバジルと塩を入れたオリーブオイルにつけました。

旅の保存食として常備すると重宝しますよ。

塩多めで燻製するのが旅のコツ

塩多めの完成品

ちょっと多いかな?ぐらいの塩で燻製するとご飯が進みます。

さらに、長期保存もできるので夏場なども安心ですね。

実際、この方法で真夏の車中のエアコンの届かない場所に保管していましたが、大丈夫でした。

野外で使用するときのコツ

風貌(ウインドスクリーン)は必需

ペンキ缶と風防

日本一周で初めての燻製です。

海沿いを旅していたので、風は常に吹いています。

しかも、暴風の時もありますので、風貌(ウインドスクリーン)は必需ですね。

ガレージキッチンではないので、旅での熱源は、小型ガスコンロです。

火力のコツは、できる限りの弱火に調整して熱燻することです。

このことからも、風貌(ウインドスクリーン)は必需となるのですよ。

まとめ:塩(salt)・乾燥(drying)・保管(storage)

旅の燻製の基本は、塩(salt)・乾燥(drying)・保管(storage)です。

ぶっちゃけ、燻製って箱があれば作れるんです。

今なら、100均でも段ボール製のものなどが販売されていますしね。

しかし、長旅で保管しながら作るので、塩分多めで作り、乾燥はきっちりやらないと不味いです。

そして、美味しくできたら、適切な方法で保存します。

それが、長旅のちょっとしたおやつにもなります。

さらには、スーパーなどが見つからなかった日の晩御飯になるのです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

fukumomo3_photo

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