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こんにちは、fukumomo3_Photo(@fukumomo7_com)です。
高床式住宅の壁の部分に棚があったら便利だとおもいませんか?
雪国ならではの高床式住居をリノベーションした人に朗報です。
自作で作った空間には、市販の棚はサイズが合わなかったり、値段が高かったりしますよね?
そこで今回は、DIYで簡単に作れる「合板の棚」を紹介します!
安価・丈夫・加工しやすいという合板の特性を活かしつつ、超実用的な収納棚を作りますよ。
※本記事は、個人によるDIY棚製作の記録です。作業はすべて自己責任のもとで行い、工具の使用・合板の加工・耐荷重設計などには十分ご注意ください。
設置場所によっては建築基準や賃貸契約などに影響する場合もあるため、事前の確認をおすすめします。
合板のメリットとデメリット
✅ メリット
- 強度がある → 繊維が交互に重なっているため割れにくい
- 価格が手頃 → 無垢材よりも安価で入手しやすい
- 加工しやすい → カット・穴あけ・塗装が簡単
- サイズ調整が自由 → 必要な寸法に合わせて作れる
- 反りにくい → 無垢材よりも形状が安定しやすい
❌ デメリット
- 水に弱い → 湿気で層が剥がれたり、膨らんだりする
- 見た目が安っぽい → 無垢材のような木目の美しさが少ない
- 重い → 厚みがあると持ち運びが大変
- 端が欠けやすい → カット時にバリが出やすい
- 接着剤の影響 → ホルムアルデヒドなどの化学物質を含む場合がある
では、メリットとデメリットを理解して、安全に作っていきましょう。
ベニヤと合板の違い&種類
「ベニヤ」と「合板」は、一般的には同じものとして扱われることが多いですが、厳密には少し違います。
- ベニヤ(veneer) → 単板(1枚の薄い木材) のこと
- 合板(plywood) → 薄い木材(ベニヤ)を重ねて接着した板材
つまり、合板はベニヤを何層にも貼り合わせて作られたものです。
ベニヤ(単板)
- ベニヤ板(単板) → 1枚の薄い木材。軽量で加工しやすいが、強度は低い
一般的な合板
- ラワン合板 → 安価で加工しやすいが、水に弱い
- シナ合板 → 表面が滑らかで塗装しやすい
- 針葉樹合板 → 強度があり、構造材に向いている
特殊な合板
- 耐水合板 → 水に強く、屋外や湿気の多い場所向け
- 構造用合板 → 耐久性が高く、建築の補強に使われる
- 化粧合板 → 表面に木目やプリント加工が施され、見た目が良い
しかし、一般的に「ベニヤ」と言えば「合板」を指すことも多いですし、ホームセンターなどで販売されているものは、合板が多いので知らないで買っても、きっと合板です。
合板で作る:組み立て式自在棚
では、ここからは、実際に作ったときの、インスタグラムのストーリーズにアップした画像を見ながら説明していきますね。

画像のように、合板をジグソーで三等分します。
ジグソーの使い方
使い方の手順
- 準備 → 保護具(ゴーグル・手袋)を装着し、作業スペースを確保
- 刃をセットする → 材料に適した刃を選び、しっかり装着
- カットラインを引く → 鉛筆やマスキングテープで正確な線を描く
- 材木を固定する → クランプなどでしっかり固定してズレを防ぐ
- 試し切りをする → 端材で感覚をつかむ
- 切断開始 → ゆっくりとジグソーを動かし、ガイドに沿ってカット
- 刃を完全に止める → 切断後すぐに動かさない
❌ 注意点
- 強く押し込まない → 刃が折れる原因になる
- 作業台の端で切る → 材料がガタつかないように
- 曲線切りはゆっくりと → 無理に動かすと刃がブレる
ジグソーの使い方と注意点をリストにしたので、参考にしてくださいね。

この部品を作りたい棚の数だけ作ります。
ノミで切り込みを落とす。

②の切り込み部分は、ノミで切り落とします。
ノミ(鑿)の使い方
使い方の手順
- 刃の向きを確認 → 平らな面をガイドにして削る
- 木材をしっかり固定 → クランプなどで動かないようにする
- 軽く叩いて彫る → 木槌でノミの頭を軽く叩きながら削る
- 粗削りと仕上げを分ける → 最初は大きく削り、最後に細かく調整
- 繊維の方向を意識 → 木目に沿って削ると割れにくい
- 刃を寝かせて仕上げる → 最後はノミを浅くして微調整
❌ 注意点
- 強く叩きすぎると木材が割れる
- 刃が鋭いので、作業中は指に注意
- 切れ味を保つため、定期的に研ぐ
ノミの使い方をリストにしたので、参考にしてくださいね。
横方向の強度を上げる。

この時の私は、15センチ間隔で切り込みを作り、入れる物の大きさよって棚の高さを変えることができるようにました。
しかし、このままでは、横方向に弱いので、横方向に補強を入れます。

天井に板を打ち付けて補強します。
天井や壁のビスが効く場所の探し方
探し方の手順
- 下地探しセンサーを使う → 壁内部の柱や間柱を探せる
- コンコンと叩いて音を確認 → 空洞部分は軽い音、下地がある部分は詰まった音
- 石膏ボードのビス跡を探す → 既存のビス跡をたどると柱の位置が分かる
- 壁の端から一定の間隔で探る → 一般的に柱は約45cm間隔で配置されている
- 針を刺して確認 → 極細の針やキリを軽く刺し、硬い部分(柱)を探す
- マグネットを使う → 石膏ボード下のビスや金具に反応する
天井や壁にビスが効く場所の探し方をリストにしたので、参考にしてくださいね。
まとめ:合板で作るDIY棚は自由度&コスパ抜群!

ここまで、合板を使った収納棚の作り方を紹介してきました。
- ✅ 合板は安価・丈夫・加工しやすい ため、DIYに最適!
- ✅ 丸ノコ&ノミを活用すれば、自在棚も簡単に作れる
- ✅ 天井や壁の下地をしっかり確認し、強度を確保するのが重要
なんといっても、この棚の最大のメリットは、自分の好きな大きさや高さで、好きな数だけ棚を作って増やすことが可能だということです。
この記事の写真は、2018年のもので、今現在2025年もこの合板の棚を使っています。そこで感じたデメリットを書いておきますので参考にしてください。
- 合板が、かっこわるいと感じている人には不向き
- 合板なので、文字が印刷されている。
- 重いものを乗せるには、さらに補強がいる。
正直なところ、私は、合板が嫌いでした。「接着剤を使用して張り合わせた木でも紙でもないような板なんて使ってなるものか!」と思っていたのです。しかし、一度使うと中毒になりますよ。
理由は、冒頭にも書きましたが、安価・丈夫・加工しやすい ということです。さらに、合板のデメリットで書いた「印刷された文字」がいい味をだすのです。
気をつけることは、四角を丸くカットしたり、角をサンダーでちょっとだけ削ること。これだけで、耐久性も上がり、数年後印刷された文字が薄れてきても「シャビー」な感じで合板をインテリアとして楽しめます。

この記事が、あなたのお家のリノベーションの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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