時計型薪ストーブをDIYリノベ!ベルテントを快適にする改造記録

時計型薪ストーブをDIYリノベ!ベルテントを快適にする改造記録
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こんにちは、fukumomo3_Photo(@fukumomo7_com)です。

ベルテントで使う薪ストーブって何を使ってますか?

私は、ホンマ製の時計型薪ストーブを改造してベルテントをリノベーションしちゃいましたよ。

今回は、細かく価格なども紹介しているので参考にしてくださいね。

ベルテントのが、常夏になっちゃいます。

※本記事は、個人による時計型薪ストーブのDIY改造とベルテントでの使用記録です。
薪ストーブは高温になる火器のため、使用・改造はすべて自己責任で行い、火災や一酸化炭素中毒のリスクに十分ご注意ください。
特にテント内での使用には適切な換気・耐熱対策・一酸化炭素警報器の設置など、安全を最優先に対応してください。

時計型ストーブ

時計型ストーブとは、上からみると昔の掛け時計の形に見えることから時計型ストーブと呼ばれ、ホームセンターなどでも販売されている昔からある鋼板製の薪ストーブです。

時計型ストーブの特徴

  • レトロデザイン:丸型の本体と脚付きの昔ながらの形状
  • 薪・炭兼用:燃料に薪も炭も使える実用性
  • 上部で調理可能:天板が平らで鍋やヤカンが置ける
  • コンパクト:比較的軽量&持ち運びしやすい
  • 暖房と調理を両立:キャンプや小屋で大活躍
  • 燃費はそこそこ:燃焼効率は高くないが、雰囲気重視なら◎
  • 煙突必須:排煙処理のための煙突接続が必要

メリット

【メリット】
  1. 軽い
  2. 安い
  3. 天板

時計型ストーブのメリット

1. 軽い 鋼板製ですがとても軽いので、持ち運び可能です。

2. 安い ホームセンターで鋼板製ですと6,000円台ぐらいで販売されています。

3.天板 天板のサイズを変更することで、鍋のサイズを変えたりできます。

そのほか、煙突のサイズが106サイズとホームセンターなどで、手軽に購入できるところと、煙突アイテムなどの取り揃えも豊富です。

デメリット

時計型ストーブのデメリットは、ストーブの底面が高熱になることです。

芝生などに直置きすると焦げますし、テント内ですとシートが溶けてしまいます。

時計型ストーブの改造

では、先ほど書いたデメリットを無くすため改造していきます。

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1型と2型

時計型ストーブ

今回の改造に選択した時計型ストーブは、ホームセンターなどでも購入可能なホンマ制作所製の時計2型ストーブAF-52です。

重量奥行高さ煙突サイズ
1型5.9kg400mm600m345mm106mm
2型4.5kg350mm520m345mm106mm

1型でも良いと思いますが、キャンプで使うことを考えると、使用後プラケースなどに収納しての移動などを考えると2型が良いと思います。

実際に、ホームセンターなどでみると、数字より1型は大きく見えますので、一度、ホームセンターなどに足を運び実際に見て、収納ボックスも考えておられるのならばメジャーなどで測ってからの購入をお勧めします。

ロストルを追加

時計型ストーブのデメリットでも紹介した底面の熱をどのように逃すか?それとも逃すのではなく熱が底面に伝わらないようにするか?色々考えた結果、我が家のガレージで使っているコメリブランドの薪ストーブのロストルが、ピッタリでしたので入れてみました。

ロストル

型番は、コメリブランドの薪ストーブの部品で「 ロストル605用(A共用) 」と検索すると購入できます。

写真のロストル 605用(A共用)には、薪を止める突起があるのですが、必要なかったのでサンダーでカットしてあります。

時計型ストーブの中にロストル

まるで純正品のようなフィット感ですね。

折りたたみ脚の取り付け

熱対策の追加とテントの煙突穴の位置調整として、折りたたみ脚を取り付けました。

【ストーブの脚】
  1. 木ネジ(2個)
  2. 折りたたみ脚 6×240mm(4本)
  3. 約20mm×400mm×100xmmの材木(1枚)
時計型ストーブの下に折り畳みの足

折りたたみ脚の種類や長さも豊富なので、ベルテントの穴の高さに合わせて購入してくださいね。

開いた足

固定方法は、ストーブ自体の鉄板がそれほど厚くないので、ネジの径よりも細い千枚通しで叩いて穴を開けてから、折りたたみ脚に付属のネジで締め付けてあります。

時計型ストーブを立たせる

安定感に多少不安が出ますので、ちょっとした板を使って脚を固定してみます。

足に台を作る

サイトは平らなとこばかりではないので、これで安定しますね。

元々の脚は、畳んだ時の脚なので切り取らないでください

台が外れないように止める

今後、蝶ネジか何かで取り外しできるようにした方が良さそうです。

三重煙突

ストーブに必要不可欠な煙突がテントと交渉する部分を三重煙突にして、煙突の熱がテントに極力伝わらないよう加工していきます。

自作三重煙突

写真は、完成品です。

必要な部品は、下記になります。

【三重煙突の部品】
  1. ステン煙突 エビ曲 106mm(1本)
  2. ステン煙突 半直 106mm(1本)
  3. ステン煙突 半直 120mm(1本)
  4. ペンキ缶「丸缶1Lフタ付」(1缶)
  5. 耐熱バンテージ(一個)
  6. 耐熱アルミテープ(一個)

最初に、半直120mmの長さを455mmから400mmまでグラインダーなどで短くきります。

次に、半直106mmの上に耐熱バンテージを巻いていきます。

この時厚手のビニールの手袋をしないと翌日翌々日まで手が痛いですのでお気をつけください

煙突にバンテージ

耐熱バンテージを巻いた半直106mmを半直120mmに挿入していくのですが、この時ゆるくてもきつくても良くないので、耐熱バンテージの巻き方を調整しながら巻いてください

バンテージの上からペンキ缶

半直106mmと半直120mmで二重煙突が完成したので、ペンキ缶「丸缶1Lフタ付」の底にグラインダーなどで穴を開け貫通させます。

貫通させた穴の隙間を耐熱アルミテープで巻いてから、その上に、耐熱バンテージをもう一度巻き、さらに、その上から耐熱アルミテープを巻けば完成です。

ペンキ缶の上からバンテージ

ここで、問題なのは、三重にしたことにより太くなりベルテントの煙突用の穴に合わなくなったことです。

ベルテントに設置

対策として穴の8箇所に切り込みを入れ、ちょっとキツイぐらいで押し込み解決しました。

この部分は、耐熱の布っぽい素材で二重になっているのでできたことです。

実際にこの作り方で連続72時間以上燃やしましたが、幕とアルミテープの場所は触れるぐらいの温度でした。

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煙突の加工

次は、煙突の加工をしていきます。

加工といっても、二つ割りを止めて、熱対策としてワイヤーとチェーンを煙突上部に取り付ける簡単な加工ばかりです。

必要な部品は、下記になります。

【煙突上部の部品】
  1. M6 ナット(8個)
  2. M6ボルト 30mm(2個)
  3. ステンレス 二つ割 φ106用(1個)
  4. ステン煙突 直筒 106mm(2本)
  5. ステン煙突 トップ 106mm(1個)
  6. ステンレス カットワイヤー Y-17(1本)
  7. ユニクロリンクチェーン SRー3(1メートル)
煙突の固定具

上の画像のように、30mmのM6ボルトでしっかりと二つ割をダブルナットで固定し、ワイヤーとチェーンをM6ボルトに通してからダブルナットで固定します。

三本の固定具

ガチャガチャと引っ張って抜けなければ大丈夫です。

ロープを作る

次は、煙突を三点で固定するためのロープを作ります。

【ロープの部品】
  1. ガイロープ(10m)
  2. 自在金具(3個)
  3. カラビナ(3個)
  4. ペグ(3本)
引っ張ロープ

設置するときに長さを決めないと長かったり短かったりと無駄が出ますので設置するときに、長さを決めると良いです。

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ごめんなさい・・・

完成しているの見つけちゃいました。

煙突を支える台を作る

このままですと、煙突を地面に支える台がないので作ります。

煙突を支える台

ステン煙突自在支持金具を厚み20mm幅110mm長さ450mmの板に止めただけですが、これがないと煙突を立てることができないので重要な金具になります。

【煙突軸の部品】
  1. ステン煙突自在支持金具(1個)
  2. 約20×110×450mmの材木(1枚)
  3. 木ネジ(4個)

では、全てのパーツが完成したので組み立ててみます。

組み立て

ベルテントと自作の煙突と犬

上の画像のように、三点で煙突自在支持金具を軸に固定します。

煙突自在支持金具の位置は、写真の場所が一番安定しましたので、なるべく立っている煙突に近い位置に設置をお願いします。

オプション

あると楽しいオプションの紹介です。

【オプション】
  1. ガラス窓付替え扉 (1個)
  2. ステンレス煙突 ダンパー 106mm(1本)
ガラス製窓

燃焼状態が確認できる耐熱ガラス窓です。

本体がステンレスでなくても窓だけステンレスなのもいいですよね。

ダンパー

上の画像は、煙突の間についているダンパーです。

ダンパーとは、時計型ストーブで発生した上昇気流(ドラフト)を制御する弁で時計型ストーブと三重煙突の間につけます。

空気口

上の画像の空気取り入れ口とダンパーを上手く使えばユラユラと揺れる炎を楽しめます。

まとめ:道具と話し、手でつくるということ

今この時計型マキストーブを購入して改造したのが、2018年。

第二次キャンプブームのピークだったと思う。

そのあと、各メーカーから自作しなくてもいいような、ナイスアイデアの商品がたくさん販売された。

今回、それを自作工程の後に紹介しているので参考にしてほしい。

しかし、私がこのDIYを愛する理由は、そこにはない。

DIYの基本は、不便(inconvenience)、対話(interaction)、楽しむ(joy)である。

不便だから道具たち(相棒)と会話しながら楽しんで作る。

そこには当然失敗がある。

しかし、失敗は、宝だと信じる。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

fukumomo3_photo

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