一万円で作れる一万二千円の本の話|第一話:一万二千円の本に導かれて

一万円で作れる一万二千円の本の話|第一話:一万二千円の本に導かれて
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こんにちは、fukumomo3_Photo(@fukumomo7_com)です。

カヤックを漕ぎ続けて十年以上になる。

いつもの湖畔の小さな小屋で、愛犬と過ごす昼下がり。

スマホをいじっていると「一万円で作るカナディアンカヌー」 という本を見つけた。

「一万円? そんな価格でカヌーが作れるのか?」

そう思いつつ調べてみると、2001年に出版された本だった。

一万円で作れる一万二千円の本の話

第一話:一万二千円の本に導かれて

シーカヤックを漕ぎ出し10年以上になる。漕ぎに行く時は、必ず犬と一緒で、最近の行き先は、シーカヤックなのだが長野の某湖と決まっている。そして、某湖のある小屋がいつもの宿でいつものように犬と横になりスマホで検索していると、ある一冊の書籍に出会った。『一万円で作るカナディアンカヌー』まず最初に惹かれたのは冒頭の「一万円」だ。一万円でカヌーが作れるなどと思いもしないが、さらに検索して調べるとこの書籍は、2001年の販売とわかる。そりゃ一万円だわなと納得したが、今の日本経済30年間給料は上がっていないが物価は上がっている。このことから、この書籍の名前を今現在に書き換えるとしたら『3万円でやっとつくれるかも?カナディアンカヌー』になるかもしれない。などと頭の中で妄想しながらさらに検索を続けると、メルカリで中古の書籍を三倍の値段で発見した。よくわからないが、またもや私の第一システムが作動して無意識にメルカリの購入ボタンを押していた。

一万円で作れるカナディアンカヌーの本を一万二千円で購入した理由は、第一システムだけでは無い。と言いたいところだが、ちょっとだけ買ったことを後悔しながら到着を待つこと1日。最近少し思うことが、この翌日配達とか無くしたら物流は楽しく回るのでは無いか?と感じている。ま、大きな流れの中で動いている物流業界に感謝こそしていても文句を言うことはないが、運転手さんを見ると、いつも大変だなと思うからだ。こんなことから、宅配ボックスの上に本を置いていくいつもの委託宅配業者に感謝しながら届いた本を開く。しかし、本だと思って買ったのだが、どどいたものは、箱だった。箱を開けると説明書と木取図が入っていた。それも原寸大の木取図である。説明書の中には、ミニチュアを作れるペーパークラフトの付録がある。付録と書いてあるだけで心が躍る。昔、小学館だったかの付録でドラえもんの日光写真などいうものがあった。日光写真とは、太陽の光を特別な印画紙にドラえもんの絵柄を写すカメラのような物なのだが、これが楽しかった記憶から、付録=ドラえもんの日光写真になっている。ワクワクしながらペーパークラフトの部分だけを切り取ろうとハサミを取り出して思いとどまる。この本は、一万二千円だ。

コンビニに一万二千の中身を持って走る。コピーしてそれを厚紙に移し取りカットして組み立て開始。ドラえもんの日光写真に劣るとも勝らない楽しさである。勝るとも劣らないか?どっちでもいいが、楽しかった。楽しいので完成が早まり小一時間で形になった。みた感じ立派な小さなカヌーである。そう、ちいさな白い厚紙でできたカナディアンカヌーである。厚紙といえば裏と表があるのだが、いまだに裏と表が判断できないので、気にしないで使うのだが、どっちが表なのだろう。どっちが表だろうが裏だろうが、工作で使うのなら関係ないとおもうのだがあるのだろうか?と昔を思い出しながら作ったカヌーを眺める。バウに犬が乗っていることをイメージする。スターンで私が漕ぐイメージをしながらペーパークラフトをよく見るのだが、どっちが前なのだろう?と悩む。カヤックは前後がはっきりとわかる構造である。しかし、カヌーは前後同じ形だということをこのペーパークラフトで知った。気になったので調べてみると、カヌーにもバウとスターンはある。乗る位置でわかると書いてあったので、ペーパークラフトをよくみると漕ぐ位置がやや後ろである。そう、これが私のカヌーの知識である。

カヌー初心者の私なのだが、舟を作るのは二度目である。まずこの本を買ってから本は寝かしておいた。寝かした理由は、楽しく作る場所を作りたかったからだ。これだけ長く色々なものを作っていると気が付く、ものを作るのは、技術も大事かもしれないが、基本的に大切なものは、三つだ。一つは、時間を作ること。時間がないと焦るし必ず失敗してまた時間がかかる。そして次に必要なのが、場所である。これはかなり大事であり、場所と書いたが、環境と置き換えてもいいかもしれない。場所があり環境が整うとやる気が出る。やる気が出ると努力して時間を作る。時間ができると失敗が減る。そして良い連鎖反応で良いものが作れる。三つ目は、行動である。これは、当たり前なのだが、行動しなければ何も完成しないのである。しかし、妄想ばかりが先走り作ったつもりになって終わることがある。これが厄介で、作ったつもりなので、頭の中には完成したものがあるのだ。それは、妄想なので技術もなにも身についていないので危険である。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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